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『コトバの消えた日~心まで裸にする純愛調教~』 レビュー

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 以下の文章では「コトバの消えた日」だけではなく、「テレビの消えた日」のネタバレを含みます。ご了承いただける方のみお読みください。

 「テレビの消えた日」のシリーズ作品と言っても、今作「コトバの消えた日」は前作と趣が異なる作品です。

 前作と同じ、ヤリゲーであることは変わらないのですが、注視する部分が変わる。前作が復讐という暗い目的からスタートし、あくまでもヒロインに対する性的な行為は手段に過ぎなかったのに対し、本作は性的なことに使えそうな能力(ココロを読み、言葉がなくとも考えを伝達できる)を手に入れたから、知っている女の子で試そう、と言った辺り…だいぶ雰囲気が異なります。復讐のためにヒロインにえっちなことをしていく前作とは異なり、あくまで目的はエロそのものとなっていくわけです。

 そのためか、本作の濡れ場はどちらも眉唾的に濃いのですが、それだけではなく、そんな濃さに、どちらのルートも主人公の能力を用いていくところが本作のエロシーンの特徴でしょうか。

 物語は2ルートで構成され、葵ルート、梓ルートと分かれます(まぁ、スタッフロールが流れるのは葵ルートだけであり、登場人物の過去に触れるのは葵ルートもだけであるので、梓ルートはおまけで実質1ルートかもしれませんが)。

 相手の考えが読み取れる能力。これ自体は調教物として、ヒロインの変化がわかりやすいという利点があります。ヒロイン二通りこの設定をエロへと繋げているのが本作でしょう。強気なキャラとして造形された梓は表面的には、その造形通り、主人公の挑発に乗るのですが、実際には内心では焦っているシーンなど・・・行動と声のギャップが明らかだからわかりやすいし、そのギャップ自体が可愛い。世間知らずで引っ込み思案な葵は、心を伝え合えることにより、それ自体が展開の手助けとなるし、繋がっている感覚自体をより強く意識させるものとなりました。どちらもヒロインの魅力を引き出すために使われ、そんなヒロインの濡れ場を濃く描き、そこに加え、考えを読み取れるという設定的な捻りによる新鮮さが、本作のエロシーンを下品ですがかなり使える・・・エロを重視した作風となっています。前作があくまで性的な行為を手段としかしなかったのに対し、本作はエロを重視した作風と、まるで正反対なものとなりました。

 また、前作とは異なり、プレイヤーに不快にさせないように徹底していることがわかります。

 前作が寝取らせ・・・他の男子生徒に輪姦させていたのに比べて、ヒロインと他の生徒の本番はなし。葵は徹底されていて、女性にしか見られていない。能力の暴走で起きた梓ルートはバッドエンド(メインルートで言及のあった能力の暴走)のような扱いであるにもかかわらず、それでも他のキャラとの本番がないし、ヒロインがBADエンドで指を千切られ、しかもそれをグラフィックスできっちり描いてきた「テレビの消えた日」に比べると、徹底していることがわかります。

 それはシナリオ自体にも適応されている

 梓ルートと違い、葵ルートはエンドロールがあることや、梓ルートがエロシーンだけしか描かれなかったのに対して登場人物の過去を主軸にシナリオ展開をすることを考えると、本作のメインルートに当たると思います。そんなルートの山場・・・能力者との戦いの決着が・・・・・・

 エロは世界を救う、ですか・・・。

 えっちなことに関心があるヒロインとエロ自体が目的な主人公・・・そんなお互いが心を開き合っての性行為を描く。そんなこの作品の前提を考えると真面目な路線は期待しちゃいないですし、明るめの作風が良い方向に働き、また、エロシーンの濃さを考えると抜きゲーとして十分な作品でした。ただ、ケロQの系列作品は重たい設定や捻った展開などを入れ込む作品が多い印象があったため、こういったエロく、明るく、楽しくな…素直な作品も作れるのか、と驚かされました。


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