FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Comment (-)

「白詰草話」 レビュー。

clovers_top.jpg

※ネタバレ注意

 FFD(フローティングフレームディレクター)。『白詰草話』に使われているこのシステムは10年以上も前のものだが、個人的に今でもエロゲにおける演出システムの中で最高峰に位置する。基本的にエロゲは立ちキャラとその差分の絵、イベントグラフィックス、メッセージウィンドウで構成され進行する。FFDはそれとは異なり、惜しみなく使われるグラフィックスでシナリオを演出する。まるで漫画のような演出が次々と目を楽しませる。これにより生まれた日常、戦闘シーンなどは圧巻の一言。

 初めてこのシステムに触れたのが『Quartett!』。システムだけにこんなに驚かされるのか、これならどんなものでも表現できるのではないか。この時は冗談抜きにそう驚いた記憶がある。けれど、白詰草をプレイした時、FFDの限界のようなものが見えてしまった気がする。

さまざまな事件を乗り越え、徐々に明らかになっていく計画の全容とそれぞれの真の目的、エクストラに関わる人間達の悲しい過去。エクストラの兵器としての性能を知り、暗躍を始める軍部。独自の正義に基づいて動く、公安ナンバーレスエージェント『荒山鳥人』。
津名用にライバル意識を燃やすもう一人のエクストラ開発者『高宮エレン』。そして工作する人々の思惑の中で深まり行く謎。
・・・・・・『古痕』、『オリジン』、そして『バベル』とは・・・・・・。

(白詰草話、パッケージ裏ストーリー説明より抜粋)

 『白詰草話』は設定を重視した作品。とにかく、物語の世界観や設定を説明するのに終始してしまっている。このせいで漫画なのに小説を読まされている感覚に陥る。そもそも、一枚絵の連続を流れるように楽しませる演出と一々読み手を立ち止まらせてしまう説明台詞。設定重視はかみ合わせが悪い。

 だからこそ『LittleWitch』は次の作品『Quartett!』では雰囲気を重視したのだろうなと。

 設定偏重な作品ではFFDの限界が見えてしまった気がする。ただ、ストーリーによっては、とてつもない可能性を秘めているのだけは確かだろう。惜しむらくはその可能性がもうないということだけだ。


レビュー一覧へ
関連記事
スポンサーサイト

管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。