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『BALDR SKY Zero -バルドスカイゼロ- 』 レビュー。

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※ネタバレ注意



最初にちょっと愚痴を・・・武装がDive1に比べて半分ほどになってしまったことは良いとして、バグ関連はどうにかしてほしかった・・・進行するにあたって致命的と言えるバグではないのでそこまで気にならない程度ですけど・・・。

 現状シナリオクリアするまでで確認しているだけでも立ち絵の表示バグ(マレルの立ち絵が上下反転、中佐の身長が大きくなりすぎて画面からはみ出る)、回想シーン、CG鑑賞シーンにおけるサムネイルの画像表示バグ、CG鑑賞でクリックしてもCGが見られない、強制終了(コンプまでで3回)。(---修正パッチVer1.01適用後)

 はやく新しい修正パッチを・・・。あと武装や雑魚敵のシンボルがもっと欲しいですね。これらの少なさをどうしても感じてしまうため、終盤の連戦はどうしても飽きが来てしまう・・・。さらに言うとサバイバルモードが見当たらないのですが、気のせいでしょうか?バルドシリーズで一番の楽しみなんですけど。

 せっかく面白いゲームなのだから、こういうやりこみ要素やUIの部分でユーザーに不信感や不満感を抱かせるのは勿体ないなぁと。

 それと主人公の記憶喪失設定の使い方があまり・・・バルドスカイゼロでは主人公が甲ではなく、別の主人公エド、甲と同じく記憶喪失の彼が目を覚ましたところから物語は始まります。ただこの記憶喪失・・・物語進行で利点となるかというとそうでもない。甲は記憶喪失により中身が学生に戻るため、わりと戦争から離れた・・・私たちプレイヤーからしたら取っ付きやすい人物像なんですよね。軍人たる彼が記憶喪失により少年となり、その主人公を通してあの世界を見るからこそ『BALDR SKY Dive1』のシナリオは取っ付きやすい。しかし、エドはそれとは正反対。記憶を失っていても軍人であるし、人を殺すことに抵抗はなく描写されている。それゆえ、どうにも序盤は取っ付きにくくなってしまう。

 前作は記憶喪失を探る過程も含まれていた。つまり学生時代の記憶が随所に挿入される構成。その過去が気になり物語が読み進めたくなるようにできている。今作はそのように随所に挿入されるわけではないので、その利点もない。そのせいで物語全体のため、としてではなく、この設定はケイルートのためだけにあるように感じてしまうんですよね・・・。この辺りのせいで評価を落としそうで残念に思います。

 愚痴はまぁこの辺でやめてもうちょっと内容に触れます。

 バルドシリーズは「シナリオはおまけでしかなく、戦闘がメイン」と評する人がいるほど、ゲーム性がメインとされるシリーズの一つ。今作もその戦闘システムは他のエロゲメーカーでは見ないほどに凝っています。言うまでもないですが、『バルドスカイゼロ』は『BALDRSKY』からのスピンオフ作品。しかしながら、本編『BALDRSKY』と戦闘は別物。3D化というのも大きな変化ではあるのだけど、それだけではなく『BALDRSKY』が空中コンボを主体とできるゲームだったのに対し、本作はそのなりを潜める。

 「アーマーブレイク」・・・装甲にダメージが蓄積した場合、防御不能になる状態。コンボを行うと必ずと言っていいほどこの状態に敵はなります。これにより、一定時間の一方的な攻撃ができるのですが、時間制限がありその後は起き上がり無敵状態になれる。つまり、“始動武装をボスに叩き込めた”がイコール“ボスの破壊”とならない。戦闘が一方的な物にならないんです(ゴリ押しできる部分も多いですけど。このシステムが目指しているのは一方的な戦闘の排除)。 また、空中で技を出すと降下していくことから空中でのコンボは難しい(少なくともヌルドガーのぼくには無理)、敵の体力ゲージを削りきったら即爆散で死体殴りができない、装備できる武装の減少、コンボゲージの廃止・・・etc。

 以上より前作の空中コンボ主体のバルドスカイDive1~Xとは異なり、武装を繋いでいくコンボの楽しさは薄れているかなと思います。

 ではどこに面白味を見出すのか?

 本作ではリロードを武装全体の蓄積としていたのに対し、個々の武装にリロード時間を設定。今まではイニシャライザをしない限り、一度武装を使用したらコンボが終了するまでその武装は使えなかったのだが…これにより、それがなくなる。

 「新たに生まれ変わったバルドスカイ、ここに完成!」
(---BALDR SKY ZERO パッケージ裏より)

 生まれ変わる・・・前作のシステムから脱却したいという願望見えますね。制作陣は戦闘パターンの固定化を嫌ったのかもしれません。前作までだとコンボルートがある程度決まってしまったのに対し、今作のシステムでは武装が複数回使え、使用タイミングも前作よりも別の武装に縛られない。そのため、攻撃パターンは格段に増える。ユーザーが状況に応じて柔軟に対応できるようになり、戦術に幅を持たせることができる。前作までの敵を打ち上げ、様々な武装を敵に叩き込む・・・そんな空中コンボゲーとしての爽快感は薄れました。しかし、状況に応じて様々な武装を即座に対応させる楽しみ・・・戦術の幅は増えたと言えるでしょう。

 物語の重要部分ではほぼ戦闘が絡んでくる。

 ゲーム性があるエロゲって・・・能動性・・・プレイヤーが自身で物語を構築するということ。それがプレイヤーを世界観に引き込むこととなる。それをノベル・・・戦闘中の掛け合いとして絡め、他のキャラクターたちとの共闘を感じさせてくれるように演出するからこそ、結果として物語への没入となる。バルドシリーズの面白さってここにあると思うんですよね。バルドフォースの“反転”やDive2のラストバトルが燃えるのってこのせい。そして、シナリオに前述した面白い戦闘シーンを絡める本作もその例外ではない。

 特に物語を日常部分から最後まで引っ張る中佐の格好よさはしびれるものがあったなぁ・・・。

 地味なバグは多い、敵のシンボルは少ない、Dive1と比べて武装数半減、と駄目な部分は多いけれど、それらを飲み込んでも熱く面白いと言いたくなる作品。このシステムで完全新作を作ってくれませんかねぇ・・・もちろん武装は多くして。

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