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『ちぇ~んじ!~あの娘になってクンクンペロペロ~』 レビュー。

ちぇ~んじ!~あの娘になってクンクンペロペロ~


※ネタバレ注意



 『ちぇ~んじ!~あの娘になってクンクンペロペロ~』タイトルからもわかるように、ジャンルはバカゲーと言って良いのかも。

 シナリオの流れとしてはエロ・・・おっぱいのことしか頭にない主人公に、女の子の身体と入れ替われる力を与えたらどうなるのか?これだけ。この作品、ヒロインと付き合ってからのシナリオなんてものはほとんどありません。ヒロインと恋仲になるまでが本作の本題であり、だから本作はいたずらがどれだけ楽しめるのか?いかにこの部分に重点を置いているのか…その潔さもわかるというものです。

 ゲームの進行としては、30日という与えられた期間の中で、お目当ての娘を選択していきます。攻略可能なヒロイン以外ともチェンジしてきっちりといたずらができます。ただ、残念なのは、どういたずらするのかは主人公に委ねられる上、ヒロインたち以外の女キャラへのいたずらはワンシーンのみなので、この辺りのパターンを増やして欲しいと思うのは、少々欲張りでしょうか。好みのキャラデザのモブが居たとしても、一回分だけというのは…その分、10キャラ以上に渡るいたずらシーンを用意し、バリエーションの豊富さを実現出来ているので、これで良いと言えば良いのですが…いや、牛丼屋の菜緒のシーンがもっと欲しかっただけなんですけど。

 攻略可能ヒロインは、モブとは違い、ちゃんとシーン数が豊富。ヒロイン目線で身体を弄ったりするシチュエーションは、他の作品ではあんまり見られない…細部までのこだわりがあります。ただ、グラフィックスの量は多めですが、やはり身体を交換し、ヒロインへのいたずらにを重点に置いており、本番はあまりありません。この辺りからも思い切りのよさを感じます。

 本作はエロ方面もさることながら、ギャグ方面にも特化しています。攻略ヒロイン限定ですが、身体をチェンジして彼女らの生活圏に入っていく関係上、エロ要素以外のヒロインの隠された嗜好、生活を覗き見ていくのも見どころの一つですね。小倉はオタ趣味、瑠未亜であれば厨二、先生であれば汚部屋、唯一、意外性も何もないヒロインとして描かれた羽衣は裏表のなさの確認。この秘密に慌てふためくヒロインを描く。部分チェンジの能力だって、例えば瑠未亜ちゃんがドヤ顔している間に、本人に気付かせぬまま足コキをさせるなど、エロ方面というよりはギャグ的な面白さに結びついていく。

 主人公の造形も良いですね。とりあえず行動して、色々試してから考える。この主人公のおかげか、本作のチェンジ機能…よくわからない道具を用いる方向性が、ヒロインごとの処女膜の形を調べることや、おっぱいを揉むことなど、エロ方面のみになっているのに全く違和感がない。

 「あのな!アレッてマジで痛ってーんだからな!腹ん中にこう、鉛玉にトゲが映えたようなのがチクチクして、時々鉄球がドーンって来る感じなんだぞ!」(---悠介.『ちぇ~んじ!あの娘になってクンクンペロペロ~』)

 生理痛の辛さを“実感として”語れる男って何よ…?という…。本作のバカゲーな作風に合っていますし、この主人公のせいか、エロ方面以外でも本作は面白いと言えるのでしょう。

 トランスセクシャルというジャンル自体は、自分の性癖にはないのですが、元々のグラフィックスのエロさ、その豊富さも相まってか、ジャンルに興味はなくとも、コメディ作品としても、エロゲとしても楽しめる作品でした。

 (それにしても、ジャンルは普通ではありませんが、オチは普通だったので一安心。ヒロインと主人公、100%シンクロしてしまうのはダメなのだと。相手の気持ちがわからないから恋愛なのだ、という至極当然の結論に行き着く。狙ってやったのかは知りませんがヒロイン視点をついぞ入れなかったのは、このためですか。キャラ萌えとはおそらく対極に位置するこの考えは、バカゲーであるこの作品では出来ないと思うので、しょうがないのですが、どこかでもうちょっと掘り下げて描いてくれないかなと思いました。)

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