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『はぴねす! えもーしょん』 レビュー。

はぴねすエモーション
 

 無印は未プレイですので、比較感想というわけではありません。あくまでも「はぴねす!えもーしょん」単体の感想ということをご了承いただける方のみお読みください。



 本作「はぴねす!えもーしょん」は本編「はぴねす!」とFDである「りらっくす」を同梱し、どちらも「E-mote Lite」を搭載させた…リメイク作品です。リメイク作品だけあってか、システムは結構快適。選択肢まで戻る、進むは標準装備。コンフィグ周りも欲しいものは一通り揃っており、グラフィックス以外は古さを感じさせません。タイトルにもなるE-moteは、同メーカーの「ウィッチズガーデン」や、「Light」の「Electro Arms」にも搭載されており、ヒロインの乳揺れ、髪の動きなどがよく表現され……ようは立ち絵が良く動きます。

 やはり、キャラクターが動くのは面白いです。見てわかりやすいというのは大事で、キャラクターの性格を視覚的に表し、キャラクターの内面を+方向にプレイヤーが想像するのに一役買っています。特にすもも、杏璃は活発に動き回る性格上、それが良好に進化したのではないかと思います。

 ただ、リメイク作品だからなのか『ウィッチズガーデン』と比べると演出面は若干落ちるように感じました。それは「E-mote Lite」なのだからしょうがない部分・・・動かし方という意味合いではなく・・・使用可能なグラフィックス数の違いでしょうか(動きの方は、ウィッチズガーデンの方が好きですが、絵柄が大分違うので単に絵柄の好みなのかも)。これが顕著に現れたのが戦闘シーン。『ウィッチズガーデン』では、その立ち絵の豊富さも手伝って、戦闘シーンの演出幅が広かったのは記憶に新しいと思います。しかし、こちらはそのパターン幅が少ない。例えば、戦闘シーンでヒロインが敵対する相手と向き合う際、ヒロインはこちらに背を向ける、などといった立ち絵を用意するのですが、こちらは見事にない。ようするに絵柄を一新しないリメイク作品なため「E-mote」で動かすためのパターンを作成出来なかったのではないかということ。リメイクなのだからしょうがないとはいえ、この辺りは少々残念に感じました。


 本作は魔法を絡めた日常がメイン。しかし、どのルートも最終的には戦いに至ることからもわかるとおり、シナリオで盛り上がるのはこの戦闘シーンにあるのだと思います。ただ、この作品、主人公は幼少期に魔法を使わないと決めた過去があり、魔法を全く知らないというか、主人公の力をヒロインが制御して倒す展開を見せる春姫ルートの終盤を除いて、戦闘において彼は役立たず・・・単なる解説役でしかないのですよ。伊吹ルートでは主人公は力を持つ・・・魔法を制御し、行使することが出来る。でも、使わないんです。正直、戦闘シーンとしては白けるのですが、何故、そうまでして彼を解説役としたのか。この意味はすももが伊吹ルートでハッキリと語っていますね。

 「人が心を開くのに、力は必要なんてありませんよ。相手を想う心……それがあれば他には何もいらないんです」(---小日向 すもも)

 実際、唯一魔法を使えないヒロインとして描かれたすももは、魔法を使わずに伊吹の友人という立場から伊吹を救っていくことになる。すももが言う伊吹の攻略法は、すももルートで実際にすももが示したものでもあるのです。製作者がこれを前提として、シナリオを構成しているから、各個別シナリオで、あくまで補佐であり続け、魔法を使わずヒロインを支え続ける。そんな彼の立ち位置が活きてくる。シナリオの流れとしては兄妹恋愛での葛藤、昔の初恋、ライバル意識を燃やすヒロインが努力を重ねていくなど、ベタもベタなんですが、このヒロインと主人公の相互扶助が見どころの一つなのでしょう。

 伊吹、春姫ルートのみ、主人公の過去が露見すること、攻略順に規定があることを考えると、伊吹ルートが「はぴねす!」のメインシナリオなのでしょう。これまでの4ルートで敵対していた彼女の視点が混じるシナリオ。本題としては、伊吹との和解まで。 面白いのがこのルート、分岐で上条とえっちをしようが伊吹とえっちをしようが、最終的に誰が恋人になるわけでもない。これからの修羅場を想像させるハーレムエンドで終わりとなります。日常をメインに描いている本作だからこそ、むしろこれからだということを想起させる。

 そしてそれがFDである「りらっくす」に繋がる。本編のその後を描いた本作は「ぱちねす」を除いて、ヒロインエンド後のストーリーが主。基本的に日常シーンの連続ですね。元々、本編も日常の延長という感じは強いので、「E-mote」も加わってか、本編を楽しめるのであれば、問題なく楽しめる内容だと思います。

 知ってはいましたが、それでも「ぱちねす」にはやられました。まさか、準にエロシーンがある・・・♂×♂のエロシーンをこういったメーカーがいれているだなんて・・・驚きましたよ。実際、準は実のところ本編で最も主人公の良き理解者たろうとし、数々の手助けを行ってきたのだから良いキャラクターだとは思いますが、そんな彼女(?)の恋心まで回収するとは・・・。

 メインシナリオは5ルートあっても、敵対者は3人しか出てこないと伊吹ルートを除き、大まかな戦いの展開が固定化され、それがマンネリを引き起こしているのは残念ですが、キャラクターを・・・サブキャラを含めて、FDに至るまで大切にする姿勢を最後まで貫くのは好感が持てます。

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